IPO株売り方(売り時)は以下のパターンがあると思います。
1.初値売り
上場日に成行きか指値指定で売却。
(成行き=初値価格、指値=自分の設定した株価)
2.セカンダリ
初値後の株価上昇後に売却。
3.中期〜長期目線
初値後の株価下落を過ぎ、緩やかに上昇した時に売却。
一番多いパターンは「初値売り」だと思いますが、
理由は以下が考えられます。
「初値高騰の期待」
・銘柄の人気の高さ
・大量配分の投資家による信用買い(初値後に徐々に売却)
「初値後に株価急落の可能性」
・オーバーアロットメントによる追加割当
・VCによる売り(ロックアップがない場合)
オーバーアロットメントとは?
需要バランスを保つための制度です。
主幹事証券が大株主などから株式を借りて、同じ条件で売り出します。
(募集・売出し株数の15%を上限)
・初値高騰を抑える=冷やし玉(追加割当)
・公募価格割れ=買い支え(追加購入)
と呼ばれていたりもします。
(初値売りの注文開始時間)
1.上場日前営業日翌日の早朝(午前4時頃)から
(東証、名証、福証、札証の各市場の単独上場銘柄の場合)
2.上場日当日の午前8時頃から
(単独上場以外、ETF、REIT)
初値売りがリスク分散になることは分かりましたが、
初値後にはどんな銘柄が株価上昇しやすいのか?(セカンダリ狙い)
・事業の将来性が高い
・ビジネスモデルが面白い
・吸収金額が小さい(伸びしろが大きい)
・VC(ベンチャーキャピタル)不在(少ない)
・ロックアップ期間がある(長い)
この辺りの銘柄は初値後の株価上昇が期待できると思います。
VC不在=初値後の売却株数の減少
ロックアップあり=一定期間売却ができない
ロックアップとは?
上場後株主が一定期間売却できない制度
短期間で大きな利益を得るなら、
初値売りとセカンダリはやはり良いのかなと思います。