IPOの即金規制とは、
「新規上場銘柄の売買に関する規制措置」のことです。
(証券取引所から実行)
通常の銘柄は3営業日後に売買代金が決済されますが、
(買付余力には反映されますが、現金として口座に反映されるのは3営業日後)
即金規制された銘柄は、
買付時点で現金がないと買えなくなります。
IPO銘柄が上場初日に初値がつかなかった場合、
通常は3営業日後の入金決済が、
買付代金が即日徴収されることになります。
(買付け時に現金として口座反映された資金が必要)
直近ですと、
「GMOメディア」が即金規制銘柄になりました。
規制の意図は以下です。
上場初日に初値がつかない
=需要量が多い(人気)
買付け時点で現金を保有している人に需要を限定
=需要量の減少で需給バランスを整える
「初値高騰はIPOの醍醐味」
ではありますが、
上場時の極端な需給バランスでの初値高騰
=企業価値から大幅にずれた価格
=いずれ急落しかねない
上場直後のIPOの株価は乱高下
=健全な株市場にならない。
というリスクヘッジですね。